SparxSystemsという会社が販売しているモデリングツール、Enterprise ArchitectのTIP集(覚え書き)です。 ダイアグラムを1ページに印刷する †ダイアグラムを描いてていつの間にか印刷範囲を超えてしまい、プリントアウトしてみると図が複数ページになっちゃってゲンナリすることがよくありますが、Enterprise Architectでは設定によって1ページに印刷するように縮尺を調節することができます。秀逸です。 ダイアグラムの背景をダブルクリックして、プロパティを表示させます。タブの「ダイアグラム」を選択し、タブ内の「ページ設定」というグループ内の「印刷の拡張設定」ボタンをクリックします。すると印刷時の縮尺をどうするかを選択するダイアログが開きます。選択肢は
等があります。ここで「1ページに印刷する」を選べばOKです。。 ソースコードの文字コードを設定する †Ver.4.1のビルド733Jから、ソースコードの文字コードを指定できるようになりました。Sparxさん、感謝です。。設定する箇所は ツール >> オプション >> 生成 の ソースコードのコードページ です。でもなぜか設定する文字列が 20932(JIS X 0208-1990 & 0212-1990) <- EUC-JPのこと とのこと。うーん。 ソースコードのルートディレクトリを変更する。 †複数の環境で開発をしていて、環境によってソースコードが c:\hoge c:\fuga などと場所が違うとします。Enterprise Architectはリバースエンジニアリングでモデルを作成すると、ソースファイルのパスが絶対指定でファイルに埋め込まれてしまいます。これが非常に不便で、どうにかならんもんかなと思っていたのですが、ありました。変更出来るみたいです。やり方がややこしいので、メモメモ。 例として c:\hoge -> c:\fuga に変更する方法を記します。このパスを変更するにはまず、 設定 >> ローカルパス で下のダイアログを開きます。 ここで、変更後のパスを変数として登録しておきます。(c:\fugaというディレクトリをJAVA_SRCというIDで登録しました。) 次にこのダイアログでパスの部分を c:\hoge に変更し「パスの適用」を押すとプロジェクトファイルに書き込まれた絶対パスが変更されます。感動。。 ファイル的にはパスは、変更後のものに変更されるというよりは、変数でもつようになるみたいで、IDに対するパスを変更した保存したところ、再度上のオペレーションを行わなくても、自動的に変更されました。 変数にでもつのがいやで、絶対パスを直接保持したい場合は「パスの展開」をクリックすればOKです。 ソースコードからリバースエンジニアリングする †いつかのバージョンまでは、ディレクトリごとの読込しか出来なかったように記憶しています*1。が、いつの間にかディレクトリを指定してRecursiveにソースをリバースエンジニアリングしてくれるようになりました。やり方は、メニューより、 プロジェクト > ソースコード生成 > ソースディレクトリの読込 を選択すればOKです。 作者の設定 †メインメニューから「ツール」→「オプション」を実行し、最初のページにある作者の欄で設定しておけば、要素を作成時に自動的に作者の欄が設定されます。 From Hoge の非表示 †パッケージエクスプローラで、オブジェクトをサブディレクトリに分けて管理した場合、ダイアグラム上でどのパッケージに保存されているかを表示するようになります(From hogeみたいな)。この表示は、多くの場合には不要であると思います。この表示は、ダイアグラムのプロパティを変更することで非表示にできます。具体的には、ダイアグラムの背景でダブルクリックしてプロパティダイアログを表示させてください。このダイアログで、「外部オブジェクトを明示する」のチェックを外すことで、パッケージの位置が表示されないようになります。 特定のクラスだけメソッドを表示しない †属性を表示したくない場合とかもあります。ダイアグラムのバックをダブルクリックすると全体の表示・非表示を制御できます。ダイアグラムの特定の要素の表示・非表示の制御は下の図のところより設定が可能です。 あるメソッドだけ表示とか、非表示とかしたい。 †全体の鳥瞰図としてクラス図を記述したいとき、全てのメソッドを表記するのではなく、そのクラスを特徴づけるメソッドのみを表示したいときは多々あると思います。またJavaBeans?におけるsetter,getterなど自明なメソッドは表示したくないなど、とにかくメソッドごとに、クラス図への表示・非表示を制御したいわけですが、そのような機能はないみたいです。ただ、ステレオタイプごとに表示・非表示の制御はできるようで、必要ならばメソッドにステレオタイプを設定して、そのステレオタイプを非表示設定にすることで上記要件を満たすことができます。でも、メンドクサイね。ちなみに非表示設定は先の「特定の可視性を設定」から行えます。 オブジェクトの属性に値をセットする †対象の要素のコンテキストメニューから「実行状態の設定」を選択して値をセットします。 プロジェクトブラウザからダイアグラムにドロップする †プロジェクトブラウザからダイアグラムに要素をドロップすると、オブジェクトが配置されます。またCtrlを押しながらドロップすると以下のダイアログが現れます。選択肢の意味は以下の通りです。
関連クラスを記述する †新規に関連クラスを作る場合は、パレットから関連クラスを選択して関連を引くと、自動でクラス作成のダイアログが起動します。すで関連を引いていて、関連クラスにしたいクラスも存在している場合は、関連クラスにしたいクラスのコンテキストメニューから「クラスを関連にリンク」を選択します。 クラス図のメソッドのパラメータを非表示にする †クラス図のダブルクリックすると表示されるダイアログより「パラメータの詳細を表示」プルダウンをなしに設定します。 この記事は
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