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// 下階層用テンプレート
#topicpath
----
//ここにコンテンツを記述します。
すでに他のプラグイン開発者から提供されているビュー(IViewPartの実装クラスね)内に配置されているウィジェットのポップアップメニューにアクションを追加したり、そのビュー自体のメニューバーにアクションを追加したいときには、このクラスを使用します。
-ビュー自体のメニューバーにアクションを追加
#ref(pic2.png)
~
-ビュー内のウィジェット(例はTableViewer)のポップアップメニューにアクションを追加
#ref(pic1.png)
#contents
**ビュー自体のメニューバーにアクションを追加する。 [#w2f87472]
***拡張ポイント [#m903914d]
org.eclipse.ui.viewActions
***plugin.xmlのサンプル [#n5a5e1b3]
<extension point="org.eclipse.ui.viewActions">
<viewContribution
id="nu.mine.kino.plugin.samples.rcp.viewContribution2"
targetID="nu.mine.kino.plugin.samples.rcp.view3">
<action
class="nu.mine.kino.plugin.samples.rcp.ViewActionDelegate2"
id="nu.mine.kino.plugin.samples.rcp.action2"
label="アクション3" menubarPath="addition"
style="push"/>
</viewContribution>
</extension>
~
引き続き、ビュー内のViewerクラスのポップアップメニューにアクションを追加する方法です。
**ビュー内のViewerクラスのポップアップメニューにアクションを追加する。 [#r1b0d2a7]
***拡張ポイント [#b2c43867]
org.eclipse.ui.popupMenus
***その前に [#ef888ced]
他のビュー内のViewerのポップアップメニューにアクションを追加するにはビュー側で「そのViewerが使っているポップアップメニューを公開してくれている」ことが前提となっています。具体的には
getSite().registerContextMenu(menuMgr, getSite().getSelectionProvider());
を使ってビューがメニューを公開してくれている必要があります。
さて、通常ビューを作るときは以下のようなサンプルになると思います。
public void createPartControl(Composite parent) {
viewer = new TableViewer(parent, SWT.MULTI | SWT.H_SCROLL
| SWT.V_SCROLL);
...
makeActions(); <- フィールドのアクションをnewする
hookContextMenu();
hookDoubleClickAction();
contributeToActionBars();
}
private void hookContextMenu() {
↓そのビュー用のMenuManagerを作る
MenuManager menuMgr = new MenuManager("#PopupMenu");
menuMgr.setRemoveAllWhenShown(true);
menuMgr.addMenuListener(new IMenuListener() {
public void menuAboutToShow(IMenuManager manager) {
fillContextMenu(manager);
}
});
↓MenuManagerを使って(ビュー内の)viewerにコンテキストメニューを作る
Menu menu = menuMgr.createContextMenu(viewer.getControl());
viewer.getControl().setMenu(menu);
↓そのビューのメニューマネージャを外部に公開する
getSite().registerContextMenu(menuMgr, viewer);
}
private void fillContextMenu(IMenuManager manager) {
manager.add(action1);
manager.add(action2);
// Other plug-ins can contribute there actions here
manager.add(new Separator(IWorkbenchActionConstants.MB_ADDITIONS));
↑ メニューの追加させたい場所にキー値(IWorkbenchActionConstants.MB_ADDITIONS)
(実際の文字列はadditions)をセットしておく。
}
ビュー側がこんな風になっていれば、外部からビュー内のViewerにアクションを追加することができます。
ところで
getSite().registerContextMenu(menuMgr, viewer);
の第二引数の型はISelectionProviderなのですが、まだ役目がよくわかってません。とりあずviewerや getSite().getSelectionProvider()ってなってるのが多いです。たぶん、アクションを実装するときに、どのオブジェクトが選択されているかがわからないと困りますが、その時に使用すんのかな??。複数のViewerがあったときになんか使うとか??
:2006/3/30追記|わかりました。[[Eclipse/プラグイン開発のTIPS集/getSite().registerContextMenuを理解する]]にまとめましたが、拡張ポイントを使ってそのポップアップメニューにアクションを追加したとき、そのアクションに使用させるSelectionProviderを渡すみたいです。この例ではmenuMgrというメニューが外部に公開されていますが、そこにアクションを追加したとき、そのIViewActionDelegateの実装クラスに渡されるISelectionクラスを提供するのがviewerですよ、と指定しています。
ちなみに[[プロパティシートを使う>Eclipse/プラグイン開発のTIPS集/プロパティシートを使う]] で書きましたが、プロパティシートに、ビュー内のどのオブジェクトが選択されているかを通知するときにはSelectionProviderを使用しましたね。
***plugin.xml のサンプル [#j583f5eb]
getSite().registerContextMenu(menuMgr, viewer);
manager.add(new Separator(IWorkbenchActionConstants.MB_ADDITIONS));
としたことで、
-外部にポップアップはmenuMgrを公開しますよ
-そのポップアップのIDはビューのIDですよ
-ポップアップにアクションを追加するときにplugin.xmlに指定するキー値(targetID)はビューのIDですよ((もしくはgetSite().registerContextMenu("hogeID",menuMgr, viewer);とやってある場合は、hogeIDがキー値。))
-plugin.xmlのmenubarPathはIWorkbenchActionConstants.MB_ADDITIONSという文字列(("additions"という文字列))ですよ
-追加したアクションクラスに選択したものを通知するSelectionProviderはviewerですよ
という事になります。ここまでビュー側で設定してくれていると、そのビュー内のメニューに対して別のプラグインがアクションを追加することができます。
アクションを追加するにはplugin.xmlで以下のように
-targetID: アクションを追加したいメニューのID
-menubarPath: そのメニューの追加する場所
を宣言すればOKです。
<extension point="org.eclipse.ui.popupMenus">
<viewerContribution
id="nu.mine.kino.plugin.samples.rcp.viewerContribution1"
targetID="nu.mine.kino.plugin.samples.rcp.view3">
↑ これはビューのIDではなく registerContextMenu でセットしたID
でもデフォルト値がビューのIDなのでほとんどビューのIDと同じか
<action
class="nu.mine.kino.plugin.samples.rcp.Action4"
↑ IViewActionDelegateの実装クラス
id="nu.mine.kino.plugin.samples.rcp.action4"
label="アクション4"
menubarPath="additions"/>
↑ additionsは IWorkbenchActionConstants.MB_ADDITIONSの文字列
</viewerContribution>
</extension>
***実装クラスのサンプルソース [#h7431c2e]
追加されたアクションがメニューで選択された場合に起動されるクラスは以下の通り。
package nu.mine.kino.plugin.samples.rcp;
import org.eclipse.jface.action.IAction;
import org.eclipse.jface.viewers.ISelection;
import org.eclipse.jface.viewers.IStructuredSelection;
import org.eclipse.ui.IViewActionDelegate;
import org.eclipse.ui.IViewPart;
public class Action4 implements IViewActionDelegate {
private ISelection selection;
private IViewPart view;
public void init(IViewPart view) {
this.view = view;
}
public void run(IAction action) {
if (selection instanceof IStructuredSelection) {
IStructuredSelection sselection = (IStructuredSelection) selection;
String firstElement = (String) sselection.getFirstElement();
System.out.println(firstElement);
}
}
public void selectionChanged(IAction action, ISelection selection) {
this.selection = selection;
}
}
いやあ長かった。これでようやく外部のプラグインがビューのポップアップにアクションを追加できました。別のプラグインに追加するためには、そのビューが指定するtargetIDが必要ですね。
**関連リンク [#b87846e7]
-[[コンテキストメニューの作成:http://www.willbe-computing.jp/modules/eclipsercp3/index.php?id=12]]
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この記事は
#vote(おもしろかった,そうでもない)
-%%registerContextMenuの第二引数ってなんのために必要なんだろうなー -- [[きの]] &new{2006-03-12 22:40:32 (日)};%%
-ビューのメニューバーに追加するときはビューのIDを、ポップアップメニューに追加するときはそのメニューのID((てもほとんどビューのIDのはず))をtargetIDに指定すればよいんですね。ただポップアップメニューのばあいはビュー提供側がメニューを公開しててくれないとダメ、ですね。あれメニューバーに追加させたくない場合はどうするんだっけ?? -- [[きの]] &new{2006-03-13 00:58:34 (月)};
-SelectionProviderとregisterContextMenuをいっつも混同しちゃう。SelectionProviderは選択オブジェクトを外部に通知するモノを指定する、registerContextMenuは外部に公開するViewerを指定する、か。だいたい、この辺はviewの設定に書きたいぞ。。 -- [[きの]] &new{2006-08-03 17:14:26 (木)};
#comment
#topicpath
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