当たり前かもしれないけど、私以外の方はどなたもLotus Notes上で稼働するアプリを開発している方や、Notesのユーザさんばっかです。今日のパーティで話した感じだと、IBMがインフラを提供し、その上で稼働するアプリを開発する人(ビジネスパートナーさんですね)がいて、それを使うユーザがいる、と。結局IBMとしてはビジネスパートナーがどっかのユーザにNotesを導入すれば、ライセンス料でもうけることができるわけですね。
いやあ、うまくできてますね。ところでNotesってインフラって、そんなにスゴイの??今回のセッション聞いて、ちょっとは勉強しよっと。。
ちなみに私の今回の出張の目的は、 IBM Workplace Managed Clientの、USでの事例などを収集することです。このIBM Workplace Managed Clientって、Eclipse/RCPにプラグインをIBMが追加してプラットフォーム化した物で、Managed Clientというだけあってプロビジョニング(管理とか訳す?)をサーバサイドですることで、様々なユーザに様々なアプリケーションをサーバ一元管理で提供するって言う、いわゆるリッチクライアントのプラットフォームです。ユーザAはアプリaとアプリbを使える、ユーザBはアプリbのみ、などとサーバ側で情報を持っておいて、利用可能なアプリだけが自動ダウンロードされる、てなしくみです。
ざっくり言うと、ただのEclipse/RCPに、サーバと認証するようなプラグインとかを追加して、更にアプリケーションサーバ(もちろんIBM独自(WebSphere Portalを拡張した物))も併せてセットにしたソリューション、っていう感じです。
おもしろいのは、権限の管理単位がPortlet単位になっていて、WebSphere PortalでPortletの使用権限を管理し、そのPortletとEclipseのプラグインが一対一対応していると。PortletだけのところをIBM Workplace といっていて、さらにEclipseプラグインのところをWorkplace Managed Clientといってるみたいです。
IBM的には、Notes使ってる人をこっちに誘導するって考えたんだろうけど、こんだけNotes上で開発をしているビジネスパートナーがいるので、それもなんか難しくないかー、と感じました。
今は、すみわけといっていて、既存のNotesインフラがある人には今まで通り(とNotesプラグインを提供)で、新規の場合やライセンス料を押さえたい人とかはWorkplaceを使ってくれー、となってるみたいです。Notesのライセンスって結構高いらしく(\20,000 /userくらいらしい)Workplaceを使えば安くあがるなんて事をどなたかがおっしゃってました。
私のようなJavaEEのエンジニアの観点からすると、IBMがEclipse上ですげープラットフォームを作った、というだけでわくわくします。既存のNotesアプリなんてしがらみもないですし。IBMとしても今までEclipseに投入してきた金を、これで回収するために躍起になってるのだと思いますし(だよね?IBMさん)。
ご一緒した方々はNotesがあんのに新しいこれってなんかメリットあるの?という感じでした。視点を変えると、すごい物なんですよこれー、と言いたかったんですけど。まあ、逆も真ですしね。

セッションで出てきた、サンプルアプリ。